ABOUT~沿革~

当寺の創建は、江戸時代の末期と見られるが詳しいことは不明。最初の住職(御開山)は、名古屋市中区大須にある寺院、亀嶽林萬松寺の三十三代目住職顧堂鑑法大和尚と伝えられる。当寺を創設した開基は、現住職隆三(りゅうざん)の曽祖父に当たる鈴木新兵衛で法名を俊翁大機上座という。開基大機上座は、天保10年(1839)乙亥(きのとい)5月、同市街の茶屋町松田新蔵の養嗣となり、同家の娘と結婚して同家を相続し、松田新兵衛と改姓する。このとき、資本財産数千余有の金額を投入して味噌・溜りを製造して販売し、隆盛を究める。その後、松田家が何らかの事由により没落することとなり、大機は妻を誘って故郷鈴木家へ復籍。それを機に、清酒1千石を造営して販売。順調に業績を伸ばしていったが、ある日、大機は自己の心性を顧みて、一身が幻であることを了知し、萬松寺の鑑法禅師(千光寺開山顧堂鑑法大和尚)の室に参じて、その旨を諒解して幻の幻たることを了知する。即ち、空を空とする空は、これ頑な(表面上の)空にして真空(本来の空)ではない。真空とは、その痕跡を知ることなきもの(その本来の空を感得できない状態)で、それが「幻」なのだということを体現し、その折に鑑法禅師に就いて出家得度。法名を俊翁大機上座、妻を瑞室賢章尼上座と改称する。そして、一家の財産土地田畑を法捨し、一つの堂庵を建立することを思い立つ。それが現・千光寺である。当寺(最初は秋葉堂、後ち千光堂を経て千光寺)は、最初遠州可睡齋秋葉三尺坊大権現の御分霊を拝請し、秋葉堂と称したが、その後、曹洞宗洞仙寺の無関禅師との出会いがあり、その洞仙寺の末寺となることを結約して、明治13年(1880)名称を千光堂と改め、そののち千光寺と改称する。本尊は延命地蔵菩薩。脇立ちとして向かって右には、何らかの因縁があって曹洞宗のお寺に遷座されたと思われる真言宗の開祖弘法大師空海像、左には可睡齋からのご分霊である秋葉三尺坊大権現の御影を祀る。開基の手になる堂宇は、先の太平洋戦争での空襲により焼け落ち、現在はその跡に建てられたバラックのような本堂がかろうじて法脈を伝えている。開基の偉業を後世に伝えるためにも再興への思いが沸々とわいてくる。

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※画像は一部加工しております

五観の偈~ごかんのげ~

五観の偈(ごかんのげ)とは、禅宗において食事前にとなえられる偈文であり、僧侶の食事作法の一つです

  • 一には功の多少を計り、彼の来処を量る。
    •  hitotsuniha kounotashouwohakari kanoraishowohakaru
    •  ひとつには こうのたしょうをはかり かのらいしょをはかる

  • 二には己が徳行の全欠を忖って、供に応ず。
    •  futatsuniha onoregatokugyouno zenketsuwohakatteku kuniouzu
    •  ふたつには おのれがとくぎょうの ぜんけつをはかって くにおうず

  • 三には心を防ぎ、過を離るることは、貪等を宗とす。
    •  mitsuniha sinwohusegi togawohanarurukotoha tontouwo shuutosu
    •  みつには しんをふせぎ とがをはなるることは とんとうを しゅうとす

  • 四には正に良薬を事とするは、形枯を療ぜんがためなり。
    •  yotsuniha masaniryouyakuwo kototosuruha gyoukowo ryouzengatamenari
    •  よつには まさにりょうやくを こととするは ぎょうこを りょうぜんがためなり

  • 五には成道のための故に、今この食を受く。
    •  itsutsuniha joudounotamenoyueni imakonojikiwo uku
    •  いつつには じょうどうのためのゆえに いまこのじきを うく

    EVENT

    毎年12月16日は火防大祭・秋葉の火まつり

    秋葉三尺坊大権現様にお参りして、火防・火の用心のご利益・ご加護を授かります。秋葉総本殿可睡斎にて12月15日に大祭大祈祷を終えた千光寺住職が、その大祭を名古屋で再現する千光寺の火まつり。規模はとても小さいですが、ご祈祷後には千光寺のお札をご用意いたします。無病息災、心願成就、火防・火の用心の願いを込めて、ご都合の良い方はご一緒にお参りください。

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